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錦織圭、快勝で全豪ベスト8へ

 

*1全豪オープン3回戦で、ジョアン・ソウザ(44位、ポルトガル)を、7-6、6-1、6-2で破って2年ぶりの4回戦進出を決めた。全豪オープンでは7回目のベスト16になる。
 今回の全豪では、1回戦も2回戦も5セットの厳しい戦いを強いられた錦織だったが、ようやくストレート勝ちを収めて、「3セットで勝てたことは、自分の体にとってはもちろんいいことです」と安堵の表情を浮かべた。
 3回戦では、オーストラリアサッカー・Aリーグメルボルン・ヴィクトリーに所属する本田圭佑が、錦織の応援に駆けつける中、第1セットはお互いサービスブレークが1回ずつでタイブレークに突入し、錦織は一度もリードを許すことなく、3回目のセットポイントを制してセットを先取した。
「1セット目は、かなり競ってどっちが取ってもおかしくないセットだったので、硬さはちょっとありました」
 このように錦織は振り返ったが、グランドストロークは深く、ソウザの浅いボールに対してはベースラインからコートの中へステップインして、早いタイミングで打っていった。ソウザは、ベースライン後方へ下がらされることが多くなり、次第に錦織のペースについていけなくなった。
「2セット目からは、スイングがしっかりできていた」という錦織は、第2セット以降一度もサービスブレークを許さず、ソウザを圧倒した。
 3回戦の前に錦織が、「もうちょっとストローク戦をしたいですね。ラリー戦で自信がついてくれば、さらに気持ちがよくなると思う」と望んでいたように、3回戦では多くのラリーをすることができ、フォアウィナー19本を含む34本のウィナーを決めた。
「(ストロークは)3セット目が特によかったですね。(2セットアップで)リラックスできていたのもあるので。セカンドとサード(セット)は、ストローク自体は伸びていたと思います」
 錦織のサーブも好調で、ファーストサーブは確率65%、ファーストサーブでのポイント獲得率77%、セカンドサーブでのポイント獲得率71%、サービスエースは3本だった。
 一方、ソウザのセカンドサーブでのポイント獲得率は38%にとどまり、錦織のリターンのよさが際立つ結果になった。
 実は、2回戦に続いて3回戦でも錦織と大坂なおみの試合が、マーガレット・コートアリーナで連続して行なわれた。
 2回戦では、錦織が第1試合で3時間48分に及ぶ5セットマッチをしたため、第2試合の大坂は待たされて4回もウォームアップを行なっていた。
 続く3回戦では、大坂が第1試合で、第1セットを5-7で取られながらも、6-4、6-1のフルセットで逆転勝ちを収めた。1時間57分を要したため、今度は錦織が待たされてウォームアップを2回行なった。
「なるべく早く終わってほしかった。2セットでやっつけてほしかったですね。自分も前(の試合で)申し訳ないと思ったので(笑)。(大坂に)何回もウォームアップさせただろう、と。でも、ここから逆転するのか、とびっくりしました。ファイナル(セット)は大丈夫だろうと思っていましたけど、よく頑張ったな、と思います」
 4回戦で錦織は、第23シードのパブロ・カレーニョブスタ(23位、スペイン)と対戦する。意外にも29歳の錦織と27歳のカレーニョブスタは初対決となる。全豪期間中には、錦織とカレーニョブスタは一緒に練習したことがあった。
「対戦は初めてになりますけど、練習は何回かしたことがあります。オーストラリアでも1回戦の前に練習しました。圭は、ベースラインからフォアもバックもいいプレーをしますし、ネットにも出てきます。タフなロングマッチになるでしょう。自分にも圭に勝てる可能性が50%はあると思います。勝つには、自分のベストのプレーが必要です。アグレッシブにプレーしてポイントを支配できるといいですね。試合中ずっとファイトしなければいけないです」(カレーニョブスタ)
 おそらく激しいストローク戦が予想されるが、錦織も臨戦態勢だ。
「サーブもそれなりにいいですし、ストローク戦がすごく長くなるだろうし、自分が崩していかないと簡単には崩れない選手なので、今日(3回戦)みたいないいプレーが出てくれれば、チャンスはあると思います」(錦織)
 グランドスラム第2週に入って、今後どれだけ錦織がギアアップできるのか、そして、全豪で4回目のベスト8へ入れるのか、錦織にとっては、ここからが本当の勝負になっていく*2

*1:第8シードの錦織圭(ATPランキング9位、1月14日づけ/以下同)は、

*2:sportstivaより抜粋